ヒトの病原性細菌(悪玉菌:腸管出血性大腸菌O157やサルモネラなど)は、本来野菜に棲みついている(正常細菌叢)ものではなく,外部由来の汚染菌です。そのことから弊社は、ヒト悪玉菌が野菜を汚染するのを防ぐには、野菜にとっての善玉菌を上手に活用することで解決出来るのではないかと考えました。そこで思いついたのが、ヒトの腸管内で善玉菌として働いている、乳酸菌の存在でした。

左図は植物性及び動物性乳酸菌を、カイワレ大根の種子に定着させた試験結果です。植物性乳酸菌は1g当り1千万個以上定着(左図の赤棒線)しているのに対し、動物性乳酸菌はその1/100の十万個のレベルでした。
この結果から、植物には植物由来の乳酸菌(植物性乳酸菌)が必要であることが分かりました。
先ず種子の殺菌を行います。次にあらかじめ培養し、植物性乳酸菌を増やした溶液に殺菌後の種子を浸漬し、乳酸菌を定着させます。このようにして栽培したスプラウトは多数の乳酸菌で覆われることになります。その結果としてヒトの悪玉菌による汚染を防止するのです。これを実現したのが弊社の「乳酸菌スプラウト」です(特許第2911111)。開発にあたっては、わが国における乳酸菌の権威であられる東京農業大学の岡田早苗教授に並々ならぬご指導を頂きました。



善玉菌の乳酸菌(青色球状)とヒトの悪玉菌である大腸菌(赤色棒状)を混合して培養すると、時間の経過とともに大腸菌は減少し、ついには乳酸菌のみとなりました。